同好会情報:俳句サロン「道草」(俳句)


会員近影 浜離宮・浅草を巡る吟行ツアーにて(H30.11.21)
 俳句サロン「道草」も、お蔭様で9年目に入りました。

 俳句サロン「道草」は、住田先生はじめ会員一同が毎月第三水曜日に元気に集い、楽しく俳句を作っています。教室はいつもの人形町区民館です。11名のメンバーで俳句研鑽に努めており、仲間の増えることを全員で期待しています。
 新しい仲間と一緒に、日本の「四季の移ろい」や古来から伝わる日本文化を学びましょう。そして、日々の生活の「新しみ」「面白み」を、17音に表現しましょう。ご一緒に楽しい時間を過ごすことが出来れば嬉しいです。
 入会されて最初に授業に参加して下されば、一気にこの雰囲気が理解されることを確信しております。あと5名ほどの新会員が増えることを期待しております。最下段の「同好会情報」にあります連絡先、もしくは県人会事務局に、お気軽にご連絡下さい。お待ちしています。

同好会からのお知らせ

2021/10/25:第121回 俳句サロン「道草」を開催しました
 秋だというのに、天気のスッキリとしない日が多いことと、気温の寒暖差が激しい日々が続いています。とはいえ日々は、時を刻み着実に過ぎていきます。ただコロナウイルスは、ワクチン接種の効果か、あるいはマスクや手洗い、嗽の励行が功を奏しているのか、感染者が減少の傾向にあるようです。引き続きこのまま減少してくれることを切望するのですが、そうは問屋が卸してくれないでしょうね。
 さて10月のふるさとひょうご俳句サロン「道草」ですが、今月も、全員参加による通信句会(16回目)を実施出来ました。従って変わりはありませんが、参加して下さった方々のお名前を下述しておきます。
 太田一光さん、君塚明峰さん、久保竹里さん、坂上まさあきさん、伊達瀬音さん、
 田中空雅さん、本間傘吉さん、芦尾白然(以上8名)

 兼題は例によりまして、今月もまさあきさんから提示していただきました。いつも有難うございます。その内容は、兼題1.「菊」、兼題2.「新米」、兼題3.「当季雑詠自由題」の3題です。皆さんが詠んで投句、そして選句された優秀句は、下述の通りです。ご高覧下さい。

 兼題1.「菊」
 ◎『忘らるる墓や野菊の乱れ咲き』 傘吉      天1☆4
 ◎『受付に菊一輪の書道展』 明峰          天1
 ◎『菊大輪スマホに届く誕生日』 白然          ☆4

 兼題2.「新米」
 ◎『新米を頬張り交はす笑顔かな』 傘吉      天1
 ◎『炊き立ての新米今日を生きてゐる』 明峰      ☆6

 当季雑詠の自由題(=晩秋=)
 ◎『虫の声ついに聴けたり補聴器で』 瀬音     天2
 ◎『風来る木犀の香を残し去る』 傘吉        天1☆4
 ◎『二年ぶり子らの歓声運動会』 一光        天1
 ◎『唐三彩の色さながらに柿黄葉』 白然       天1

 兼題1.の「菊」では、傘吉さんの句「忘らるる墓や野菊の乱れ咲き」が、天賞一つと最多得票賞(☆印)を獲得しました。お参りに行ったお墓が、咲いた野菊で一杯になっている光景に驚く一方で、なかなかお参りの出来ぬご無沙汰を侘びる気持やら、お墓への報告事項もあったのではないでしょうか。下五の「乱れ咲き」に、作者の万感の思いが溢れています。次に明峰さんの句「受付に菊一輪の書道展」が、天賞一つを獲得しました。菊一輪を受付に置くように飾っている書道展、それだけで書道展の質素さというか、透明感が伝わって参ります。天賞推挙の選者のコメントにも「・・ふと飾られている一輪の菊を見て、心が和む・・・」とあります。ホッとする景ですね。白然の句「菊大輪スマホに届く誕生日」も最多得票賞(☆印)をいただきました。句中に「スマホ」の使用が許されて安堵しました。選外でしたが竹里さんの句「菊の香や年相応の厚着かな」は、住田先生の講義で拝聴した「一句一切れ字」に抵触しますが、菊の季節になると「年相応に厚着がしたくなる」という作者の感慨には、大いに共感するところがあります。もう一工夫されればと思います。

 兼題2.の「新米」では、傘吉さんの句「新米を頬張り交はす笑顔かな」が、天賞一つを獲得しました。この句は、今年も一緒に新米を食べることが出来る喜び、あるいは出来た喜びや、笑顔を交わすことが出来る喜び、あるいは出来た喜びを表現されており、読者としては、作者が得た幸福感に、共感したのだと思います。幸福感というのは、こういう体感でありましょう。次に明峰さんの句「炊き立ての新米今日を生きてゐる」が、天賞はつかなかったのですが、最多得票賞(☆印)を獲得しました。この句も「新米を食べることの出来る、今日を生きている幸せ」な感慨を、炊き立てのご飯に込めました。新米と言えば、私たちの年代には、どうしても終戦間近に味わったあの頃が思い出されます。

 兼題3.「当季雑詠自由題」では、瀬音さんの句「虫の声ついに聴けたり補聴器で」が、天賞二つを獲得しました。この句も私たちの年代の多くの人が、体感し始めた難聴を詠んでいます。秋の虫の声も補聴器を付けてやっと聞こえたということは、寂しく笑って伝えるしかないことかも知れません。長く生きることを許された者の宿命でしょうか。次に傘吉さんの句「風来る木犀の香を残し去る」が、天賞一つと最多得票賞(☆印)を獲得しました。金木犀の香りを風に乗せるという場面にして、読者に秋の寂しさを訴えました。あっという間に過ぎ去る情景は、秋の持つ宿命的な寂寞感、そのものを表しているように思われます。お見事です。ところで傘吉さんは、本日3句とも天賞に輝き、そのうちの2句が最多得票賞(☆印)でした。拍手喝采、素晴らしいです。傘吉さんには、もう一つ申し上げることがあります。傘吉さんは、毎月「選句結果のまとめ」を、私たちに送信して下さっていますが、この資料で私たちは、今月の句の評価を拝見していますが、この資料には、傘吉さんが編集して下さる挿絵が挿入されていて、その見事なこと。楽しく拝見しています。傘吉さん、本当に有難うございます。

 話を元に戻して句評を続けます。次に一光さんの句です。「二年ぶり子らの歓声運動会」も、天賞一つを獲得しました。天賞推挙のコメントにありますが、子供たちにとっては、待ちに待った運動会です。小学校六年生の生徒たちには、思い出が持てるかどうかの瀬戸際でもある訳です。先生も応援のご家族も、一緒に歓声を享受しましょう。次に白然の句「唐三彩の色さながらに柿黄葉」も、天賞一つをいただきました。柿黄葉をじっと見ていますと、残された陶磁器の駱駝や馬の配色を思い起こしました。この数日は、散策路で柿黄葉を探しておりました。

 誠に僭越ながら通信句会も回を重ねて、投句される皆さんの句に、艶が出ているというか、句の奥に光るものがあり、潤っているように思われます。通信句会という作句時間を長く持てる効果が表れているのかも知れません。これからも切磋琢磨、さらなる精進を重ねていきたいものです。次月は11月です。季題は「冬」に入ります。どのような句が絞り出されて来るのでしょうか。興味津々です。来月も元気に秀句作りに励みましょう。                                                (白然記)

同好会情報

代表者氏名:芦尾 芳司(東京兵庫県人会顧問)
メールアドレス:ashio.yo@diary.ocn.ne.jp
電話番号:045-892-0438
FAX:045-892-0438
会からのメッセージ:【住田先生のご紹介】
 住田道男さんは「元気に百歳」クラブの俳句サロン「道草」を主宰されていて、初心者に俳句を解りやすく指導され、参加者から喜ばれております。
 また似顔絵を得意とされる人気者の明るい先生です。
 NHK全国俳句大会に二年連続して入選されておられ、今なお俳句の奥の深さを研究されています。
活動状況案内:○スケジュール 毎月第三水曜日 13:30〜16:30

○講   師 住田道男 先生
○場   所 中央区集会場(主として人形町区民館)
○費   用 
(1)入会金  2,000円
(2)月謝   1,000円/月
(3)講師謝礼 1,000円/年2回(7月、12月)

○持 参 品 毎回筆記用具はご持参ください
○募集会員数 20名程度
入会のお誘い(WORD):入会のお誘い(WORD)のダウンロード

執務をされる住田先生(H30.9.19)

作句発表の様子です。

住田先生の講評時間です。

坂上まさあきさんへ皆勤賞を贈呈(H29.3.15)

居酒屋浜町亭での二次会にて。(H30.9.19)

俳句上達と健康を祈願した区民館近くの水天宮様

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