同好会情報:俳句サロン「道草」(俳句)


会員近影 浜離宮・浅草を巡る吟行ツアーにて(H30.11.21)
 俳句サロン「道草」も、お蔭様で9年目に入りました。

 俳句サロン「道草」は、住田先生はじめ会員一同が毎月第三水曜日に元気に集い、楽しく俳句を作っています。教室はいつもの人形町区民館です。11名のメンバーで俳句研鑽に努めており、仲間の増えることを全員で期待しています。
 新しい仲間と一緒に、日本の「四季の移ろい」や古来から伝わる日本文化を学びましょう。そして、日々の生活の「新しみ」「面白み」を、17音に表現しましょう。ご一緒に楽しい時間を過ごすことが出来れば嬉しいです。
 入会されて最初に授業に参加して下されば、一気にこの雰囲気が理解されることを確信しております。あと5名ほどの新会員が増えることを期待しております。最下段の「同好会情報」にあります連絡先、もしくは県人会事務局に、お気軽にご連絡下さい。お待ちしています。

同好会からのお知らせ

2021/4/23:第115回 俳句サロン「道草」を開催しました
第115回 ふるさとひょうご俳句サロン「道草」(通信句会) 開催

  4月のひょうご「道草」 通信句会をまとめる時期になりました。住田先生が辞任なさった後は、ぽっかりと穴が空いたままで、未だ空虚感が拭えません。今、大切なのはこの空虚感からの脱却であり、仲間の皆さんと一緒になって、俳句活動による充実した時間を過ごしてゆくことだと思います。さあ元気に前進しましょう。
  今月も坂上まさあきさんには、懇切丁寧な兼題のご提示をいただき、季語の本意にも触れて下さるという、心強いアドバイスをいただいております。有難うございます。また太田一光さんには、投句のまとめと投句一覧表の作成と選句票の準備をしていただき、投句段階でのこまごまとしたお気遣いを頂戴しています。有難うございます。そして本間傘吉さんには、素晴らしい句会のまとめをして下さいまして有難うございます。
  4月も見事に皆さんの力作がまとまりましたし、誰が自分の句を優秀句に推挙して下さったかが、一目瞭然であるようにも考案して下さっています。お三方様には感謝の気持ちでいっぱいです。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 今回も全員参加ということで、太田一光さん、君塚明峰さん、久保竹里さん、坂上まさあきさん、伊達瀬音さん、田中空雅さん、本間傘吉さん、白然の8名が揃いました。皆さんが心の「ひらめき」と、「詩的感覚」を駆使して句作りに傾注、力作の中から下述の天賞ならびに最多得票賞(☆印)が揃いました。ご披露します。

 兼題1.「竹の秋」「竹秋」
 ◎『竹叢の風は遍く竹の秋』           まさあき   天1☆5
 ◎『旧きことのみ浮かびをり竹の秋』      空雅     天1

 兼題2.「猫の子」「仔猫」 
 ◎『跳び跳ねてなほ跳び跳ねる子猫かな』  瀬音     天1
 ◎『澄み切つた水晶のごと仔猫の眼』     一光     天1
 ◎『猫の子の貰はれゆきし家悄か』      まさあき   天1
 ◎『猫の子と欠伸を交わす昼下がり』     傘吉       ☆4
 ◎『吾が根際をはなれぬ子猫「玉」てふ名』  白然       ☆4

 当季雑詠の自由題(=晩春=)
 ◎『苔玉の花見ぞ夜の二人酒』         白然     天1☆3
 ◎『小綬鶏は真浦も町も変わりなく』      竹里     天1
 ◎『行く春や友との別れ近づきぬ』       空雅     天1
 ◎『散りしもの咲き誇るもの春深し』       明峰        ☆3 

  兼題1.の「竹の秋」の部では、まさあきさんの句「竹叢の風は遍く竹の秋」が、天賞一つと最多得票賞(☆印)を獲得しました。天賞推挙の選者のお言葉でも「背の高い竹林に吹く風の勇壮さ」を言われていますが、竹藪を吹く風は、黄色くなった竹の葉がひらひらと散らせて、独特の寂しさを感じさせるものでしょう。そんな風情をさらりと表現されました。
  もう一句、空雅さんの句「旧きことのみ浮かびをり竹の秋」も、天賞一つを獲得しました。作者は日頃いよいよ感じ始めた老いの心境というのか、繰り返し昔のことを思い出すうようになっている自分のことを句に表現されたのでしょう。選者は作者のそんな気持ちに共感なさったのだと思います。

  兼題2.では、瀬音さんの句「跳び跳ねてなほ跳び跳ねる子猫かな」が、天賞一つを獲得しました。この句はもの怖じしない元気な子猫のバイタリティ溢れる動きを上五、中七で「跳び跳ねてなほ跳び跳ねる」と、「なほ」を挟んで「跳び跳ねる」を繰り返し表現しました。その上手な技に、選者は一票を投じられたと思われます。お見事ですね。
  次に一光さんの句「澄み切つた水晶のごと仔猫の眼」が、天賞一つを獲得しました。この句は仔猫の眼の印象強さを、上五、中七の「澄み切つた水晶のごと」に託されていることです。仔猫を見る人がたじろぐほどに、自分を預けきる純粋さが、愛おしさ以外の何ものでもありません(後日、句作りの基となった可愛いサイベリアンの仔猫の写真を拝見しました)。次にまさあきさんの句「猫の子の貰はれゆきし家悄か」が、天賞一つを獲得しました。天賞句に推挙した選者は、下五の「家悄か」の「悄」が持っている「愁い、寂しさ」の意に強く共感したようです。俳句は「使用する字にも配慮する」こと、忘れてはなりません。
  天賞には及びませんでしたが、傘吉さんの句「猫の子と欠伸を交わす昼下がり」が、最多得票賞(☆印)を獲得しました。晩春のゆったりとした昼下がり、子猫の欠伸に作者も応えるかのように欠伸を交わした一瞬を句にまとめました。もう一句、白然の句「吾が根際をはなれぬ子猫「玉」てふ名」も、最多得票賞(☆印)を獲得しました。小学生の頃の思い出で、家には「玉」という名の子猫が居て、可愛がっていました。「何ていう名や」という質問が多かったと記憶しています。

  当季雑詠の自由題では、白然の句「苔玉の花見ぞ夜の二人酒」が、天賞一つと最多得票賞(☆印)を獲得しました。天賞推挙の選者からは「二人酒の相手が誰なのかの想像が膨らむ」とありましたが、実は新所帯を持った孫娘が、スマホへ「苔玉の桜」の写真を送信してくれました。酒好きの婿も一緒に、きっと二人酒になっただろうと想像しました。
  次に竹里さんの句「小綬鶏は真浦も町も変わりなく」が、天賞一つを獲得しました。雉は何度か見ましたが、小綬鶏という鳥には会えていません。天賞推挙の選者も仰せのように、こうした自然が残っている環境に、共に居られることは羨ましいですね。狩猟の対象にもなる鳥だと、今回知りました。
  次に空雅さんの句「行く春や友との別れ近づきぬ」が、天賞一つを獲得しました。行く春と友との別れ、きっと「逝く春」が掛かっておられるのだと想像されますが、寂しいことです。天賞推挙の選者もそれを言っておられます。もう一句、天賞ではありませんでしたが、明峰さんの句「散りしもの咲き誇るもの春深し」が、最多得票賞(☆印)を獲得されました。桜花は今や北国でも散り始め、晩春の花は石南花やサツキに勢力は移っています。世の中のその推移を季語の「春深し」に込めて、下五に配しました。移り行く栄枯盛衰の寂しさが読者の胸に刺さるのではないでしょうか。

  4月の通信句会も大過なく終えることが出来るようです。新しいひょうご「道草」のフォーマットも出来上りつつあり、通信句会に新しい感覚も芽生えようとしています。今はとにかく、第十句集の発刊を目指して集中することにしましょう。次回は五月、俳句の世界は「夏」に入ります。コロナ禍は一向によい方向には進みませんが、健康に留意して元気に暮らしましょう。
                                                            (白然記)

同好会情報

代表者氏名:芦尾 芳司(東京兵庫県人会顧問)
メールアドレス:ashio.yo@diary.ocn.ne.jp
電話番号:045-892-0438
FAX:045-892-0438
会からのメッセージ:【住田先生のご紹介】
 住田道男さんは「元気に百歳」クラブの俳句サロン「道草」を主宰されていて、初心者に俳句を解りやすく指導され、参加者から喜ばれております。
 また似顔絵を得意とされる人気者の明るい先生です。
 NHK全国俳句大会に二年連続して入選されておられ、今なお俳句の奥の深さを研究されています。
活動状況案内:○スケジュール 毎月第三水曜日 13:30〜16:30

○講   師 住田道男 先生
○場   所 中央区集会場(主として人形町区民館)
○費   用 
(1)入会金  2,000円
(2)月謝   1,000円/月
(3)講師謝礼 1,000円/年2回(7月、12月)

○持 参 品 毎回筆記用具はご持参ください
○募集会員数 20名程度
入会のお誘い(WORD):入会のお誘い(WORD)のダウンロード

執務をされる住田先生(H30.9.19)

作句発表の様子です。

住田先生の講評時間です。

坂上まさあきさんへ皆勤賞を贈呈(H29.3.15)

居酒屋浜町亭での二次会にて。(H30.9.19)

俳句上達と健康を祈願した区民館近くの水天宮様

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