同好会情報:俳句サロン「道草」(俳句)


第八回開催(H24.2.23)の様子
 俳句サロン「道草」も、お蔭様で6年目に入りました。

 俳句サロン「道草」は、住田先生はじめ会員一同が毎月第三水曜日に元気に集い、楽しく俳句を作っています。教室はいつもの人形町区民館です。11名のメンバーで俳句研鑽に努めており、仲間の増えることを全員で期待しています。
 新しい仲間と一緒に、日本の「四季の移ろい」や古来から伝わる日本文化を学びましょう。そして、日々の生活の「新しみ」「面白み」を、17音に表現しましょう。ご一緒に楽しい時間を過ごすことが出来れば嬉しいです。
 入会されて最初に授業に参加して下されば、一気にこの雰囲気が理解されることを確信しております。あと5名ほどの新会員が増えることを期待しております。最下段の「同好会情報」にあります連絡先、もしくは県人会事務局に、お気軽にご連絡下さい。お待ちしています。

同好会からのお知らせ

2018/11/27:第88回 俳句サロン「道草」を浅草で開催しました
 君塚明峰さんのご厚志とプランニングにより、浜離宮を散策し、次の浅草へは水上バスを利用して向かい、浅草寺参拝や境内見物まで、吟行を重ねるという企画が実現しました。新橋駅での集合場所の伝え方に些か問題があったのでしょうか、浜離宮への出発が20分ほど遅れたのはちょっと残念でしたが、すっきりした晴天と温暖な気温に恵まれ、楽しい吟行日となりました。明峰さんのご厚意による、かの今半別館での吟行句会開催、その後にご馳走と美酒が待っているという恩恵の塊のような最高の懇親会まで準備して下さいましたので、充実した時間を過ごさせていただきました。君塚さん、本当に有難うございました。お陰様で今回は全員参加の吟行となりました上に、昨秋、丹波での吟行旅行にご同道していただきました岸本勲様(県人会幹事であられ、氷上郷友会会長、三協運輸株式会社代表取締役会長)の特別参加を得ての開催となりました。

 住田先生にはすでに「吟行七つ道具」を作成して、皆さんに配布して下さっていましたし、今日は私たちの詠んだ吟行句の短冊への清書と、その短冊を披露する白板代わりのシートの作成など、微に入り細部にわたる用意周到の準備をしていただきました。行き届きましたお気遣い本当に有難うございました。お二方様に厚く御礼申し上げます。

 今半の一室をお借りしての句会は、今度で二度目になり、前述しました吟行句の披露シート貼りなどの会場設営は、皆さんが機敏に設えて下さいました。これで太田一光さん、大西六訥さん、君塚明峰さん、木村栄女さん、久保竹里さん、坂上まさあきさん、伊達瀬音さん、田中空雅さん、原晶如さん、本間傘吉さん、白然と、今回は特別参加された岸本油勘さんのそれぞれ嘱目句2句、嘱目句又は自由題句1句の合計36句が揃いました。

 住田先生は「今日は楽しい懇親会が待っていますので、早速に選句の披露から始めます」と仰って、いつもの選句とその披露を致しました。皆さんが詠まれた吟行句の中から、選句された天賞句と最多得票賞句(☆印)は、次の通りです。
 嘱目句
 ◎『天高しビル書き割りの浜離宮』 傘吉
 ◎『松の枝に縄新しき冬構』 晶如
 ◎『懸命に川鵜羽ばたく冬夕焼』 一光
 ◎『手の平に小春かざして浜離宮』 六訥
 ◎『山茶花や臥竜の松に彩を添へ』 栄女
 ◎『漣の銀の褥を浮寝鳥』 まさあき
 ◎『暮落つる冬日重たし浅草寺』 明峰

 嘱目句又は「自由題句」
 ◎『潮入の池は満潮石蕗の花』 晶如
 ◎『呆け夫を叱咤しつつも頼る秋』 竹里
 ◎『冬に入る烏短かく鳴きにけり』 白然
 ◎『賑わひは今いづこ冬の築地跡』 一光
 ◎『ぶり大根うまいぞうまい時来たる』 空雅
 ◎『いづれ散る病葉なれば吹くな風』 まさあき
 (道人の一句)
 平成の紅葉且つ散る浜離宮  住田道人

 前述しましたように嘱目句は、それぞれ2句ずつを作成し、「緑」の短冊と「紅」の短冊ごとに、それぞれ優秀句を選句しました。先ず「緑」の方の短冊では、傘吉さんの句「天高しビル書き割りの浜離宮」が、天賞二つと最多得票賞句(☆印)を獲得されました。この句では傘吉さんが、浜離宮の周囲に見える高層ビルディングを、芝居の大道具で描かれた背景に譬えて、「書き割り」と表現されたことが、多くの共感を呼びました。次に晶如さんの句「松の枝に縄新しき冬構」が天賞一つとこれも同票の最多得票賞句(☆印)に輝きました。年末も近い時期です。タイムリーな場面を句にされました。一光さんの句「懸命に川鵜羽ばたく冬夕焼」も天賞一つを獲得されました。川鵜の羽ばたくダイナミックな光景をご覧になった方もいらっしゃって、選者には本句を選らばれた対象になったと思います(川鵜と海鵜の違いも勉強しました)。もう一句、六訥さんの句「手の平に小春かざして浜離宮」は、最多得票賞句に選ばれました。小春日の浜離宮を、手をかざして見るという漢詩的な捉え方が、選者の共感を得たのだと思われます。

 嘱目句「紅」の短冊の方では、栄女さんの句「山茶花や臥竜の松に彩を添へ」が、天賞二つと最多得票賞句(☆印)を獲得されました。松の緑に山茶花の赤というコントラストを、下五で「彩を添へ」と表現されたことが、選者の心に響いたと思われます。見事でした。次に、まさあきさんの句「漣の銀の褥を浮寝鳥」が、天賞一つと最多得票賞句に輝きました。上五と中七で漣を立てて光る川を銀の褥とし、下五で季語の浮寝鳥を表した語順の優れた句に、選者の心が動いたのだと思います。明峰さんの句「暮落つる冬日重たし浅草寺」が天賞一つを獲得しました。中七で暮れていく冬日を「重たし」と表現されたことが、選者に届いたのだと思われます。浅草寺は夕刻を迎えても数は減じない参拝者や海外からの境内見学者で、いつまでも賑わっていました。

 嘱目句又は自由題句では、一票ずつの天賞句が五句も生まれました。選者の選ぶ焦点の違いというものを感じる選句でした。先ずは、晶如さんの句「潮入の池は満潮石蕗の花」が、天賞一つと最多得票賞句(☆印)に輝きました。隅田川下流から引き入れられた池を背景にし、その池の傍らに咲く石蕗の花に焦点を当てられました。都心に近い浜離宮でありますが、都心の騒音が嘘のような静けさが保たれています。選者はゆったりとした時の流れと静寂さを感じ、一票を投じたのでしょう。もう一句、まさあきさんの句「いづれ散る病葉なれば吹くな風」が、最多得票賞句(☆印)を獲得されました。下五の「吹くな風」に、作者の優しい心遣いが満ちており、選者はそこに一票を投じたのだと思われます。上五から中七で表現された季語の「散る病葉」にも。初冬の侘しさが感じられます。次に竹里さんの句「呆け夫を叱咤しつつも頼る秋」も天賞一つを獲得しました。句全体から滲み出ている夫婦信頼感の中に、選者は微笑されつつ一票を投じられたと思います。温もりを感じる一句です。一光さんの句「賑わひは今いづこ冬の築地跡」も天賞一つを獲得されました。水上バスから見えた人影が全くなく、不気味なほど森閑とした築地跡でした。豊洲への市場引っ越しを捉えたタイムリーな句になりました。次に空雅さんの句「ぶり大根うまいぞうまい時来たる」も天賞一つを獲得しました。これからの季節です。暖かい美味しい料理に選者は共感したのでしょう。白然の句「冬に入る烏短かく鳴きにけり」にも天賞一つをいただきました。

 二次会は、今半のすき焼きで、賑やかに和やかに会話がいつまでも弾みました。お店の仲居さんも終始笑顔で対応して下さいました。有難いことでした。特別参加の油勘さんも丹波での話、県人会での話もまじえてにこやかに対応して下さいました。冬に突入しているとはいえ、今夜だけは温かい一夜でした。来月は人形町に帰ります。ただ来月の会場は久松町区民館です。そして二次会は有楽町の銀座「かんだ」になります。皆様、奮ってご参加下さい。繰り返しになりますが、住田先生、君塚明峰さん、本当に有難うございました。特別参加の岸本油勘さん、レギュラーメンバーとして「道草」に参加なさいますことを楽しみにしております。有難うございます。(白然記)


同好会情報

代表者氏名:芦尾 芳司(東京兵庫県人会顧問)
メールアドレス:ashio.yo@diary.ocn.ne.jp
電話番号:045-892-0438
FAX:045-892-0438
会からのメッセージ:【住田先生のご紹介】
 住田道男さんは「元気に百歳」クラブの俳句サロン「道草」を主宰されていて、初心者に俳句を解りやすく指導され、参加者から喜ばれております。
 また似顔絵を得意とされる人気者の明るい先生です。
 NHK全国俳句大会に二年連続して入選されておられ、今なお俳句の奥の深さを研究されています。
活動状況案内:○スケジュール 毎月第三水曜日 13:30〜16:30

○講   師 住田道男 先生
○場   所 中央区集会場(主として人形町区民館)
○費   用 
(1)入会金  2,000円
(2)月謝   1,000円/月
(3)講師謝礼 1,000円/年2回(7月、12月)

○持 参 品 毎回筆記用具はご持参ください
○募集会員数 20名程度
入会のお誘い(WORD):入会のお誘い(WORD)のダウンロード

開講の様子です。皆さん熱心に聴講しています。

作句発表の様子です

住田先生の講評時間です

第一回開催(H23.6.21)の様子

2013年を元気に迎えた俳句サロン「道草」のメンバー

俳句上達と健康を祈願した区民館近くの水天宮様

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