同好会情報:俳句サロン「道草」(俳句)


会員近影 浜離宮・浅草を巡る吟行ツアーにて(H30.11.21)
 俳句サロン「道草」も、お蔭様で9年目に入りました。

 俳句サロン「道草」は、住田先生はじめ会員一同が毎月第三水曜日に元気に集い、楽しく俳句を作っています。教室はいつもの人形町区民館です。11名のメンバーで俳句研鑽に努めており、仲間の増えることを全員で期待しています。
 新しい仲間と一緒に、日本の「四季の移ろい」や古来から伝わる日本文化を学びましょう。そして、日々の生活の「新しみ」「面白み」を、17音に表現しましょう。ご一緒に楽しい時間を過ごすことが出来れば嬉しいです。
 入会されて最初に授業に参加して下されば、一気にこの雰囲気が理解されることを確信しております。あと5名ほどの新会員が増えることを期待しております。最下段の「同好会情報」にあります連絡先、もしくは県人会事務局に、お気軽にご連絡下さい。お待ちしています。

同好会からのお知らせ

2020/10/30:第109回 俳句サロン「道草」を開催しました
第109回 ふるさとひょうご俳句サロン「道草」開催

 令和2年10月21日、久し振りに人形町区民館での対面による「道草」句会の開催となりました。人形町に来たのは、2月以来8カ月ぶりでした。コロナウイルス感染症拡大は引き続き発生しており、なお不安定な時期ではありますが、一堂に会する皆さんお揃いの句会は、やはり楽しく迫力のある集いになりました。
 ご参加の皆さんは、太田一光さん、君塚明峰さん、久保竹里さん、坂上まさあきさん、伊達瀬音さん、白然の6名でした。木村栄女さんはご旅行中でご欠席、田中空雅さんは体調不十分で自重されてのご欠席、
本間傘吉さんは、当日の朝になって脚に不調をきたしてのご欠席になりました。栄女さんと空雅さんは投句が間に合いましたが、突然不調の傘吉さんは、せっかく投句されたのに、先生ご出発までには届かず、
今回は特別句として披露されました(「コロナ禍の行く涯知れず空澄めり」傘吉)。

 住田先生は久し振りの開講でもありましたし、俳句が座の文芸であること、有季定型の伝統俳句を重んじ、五七五の形、上五の字余りは許されること、中七の字余りは許される場合のあること、下五の字余りは許されないことを、改めて講義して下さいました。句会では、詠み手と読み手に自ずとマナーがありますが、「一期一会」と言いますか、その句会は、その日に集まった仲間で、造り上げていくという考え方ではないでしょうか。本日の句会で、皆さんが選ばれた天賞句、最多得票賞(☆印)句は次の通りです。

 兼題1.「朝寒」又は「朝寒し」
 ◎『もの忘れ三つ四つありて朝寒し』 まさあき     ☆3

 兼題2.「松茸」
 ◎『松茸の香りを酒が倍返し』 竹里        天2
 ◎『松茸や一本で炊く一人飯』 一光        天1☆3
 ◎『酒ならば焼松茸や日本一』 白然        天1
 ◎『松茸を探しさがして足元に』 明峰          ☆3
 ◎『妻の留守松茸入りの弁当を』 瀬音         ☆3

 当季雑詠の自由題(=秋=)
 ◎『風立つや語りくるやうしだれ萩』 空雅     天2☆5
 ◎『秋も往き友も逝きして時の経る』 まさあき   天1
 ◎『きらきらと湯に映える陽や秋麗』 一光       ☆5


   (道人の一句)
 採りたての松茸焼き煮て食す贅  住田道人

 兼題1.からは、天賞句は選ばれず、最多得票賞(☆印)句に、まさあきさんの句「もの忘れ三つ四つありて朝寒し」が選ばれました。日頃の暮らしの中で、皆さんの経験される忘れもの、普段は苦笑の中であきらめ、やり過ごしていることですが、これに照明をあてられ、思わずニヤリとする微笑ましい句になりました。

 兼題2.では、竹里さんの句「松茸の香りを酒が倍返し」が、天賞二つを獲得されました。この句は、
ただでさえ重苦しいコロナ禍の世情にある今、この松茸の芳香に酒がその旨味で倍返しするという大らかな明るい句になりました。会場でも一光さんが仰っていましたが、下五の「倍返し」は、テレビでおなじみの「半沢直樹」のセリフです。 次に一光さんの句「松茸や一本で炊く一人飯」が、天賞一つと最多得票賞(☆印)を獲得されました。松茸一本を使い切って一人飯を炊く贅沢。何か伸びやかな微笑ましさがあります。選者はそこに一票を投じたのでしょう。白然の句「酒ならば焼松茸や日本一」も天賞一つを戴きました。
言うまでもなく焼松茸は、酒の肴に日本一の贅沢です。でも「日本一」とは一度言ってみたかったです。
 次に明峰さんの句「松茸を探しさがして足元に」が、最多得票賞(☆印)を獲得しました。この句は、松茸狩りのプロと違って、探しても見つからぬ素人はだしの松茸狩りの滑稽さを詠んだ句です。選者の共感をいただきました。もう一句、瀬音さんの句「妻の留守松茸入りの弁当を」も、最多得票賞(☆印)を獲得しました。この句も読んでニッコリの一句ではないでしょうか。詠み手の久方の贅沢にご一緒に乾杯したいです。

 自由題では、空雅さんの投句「風立つや語りくるやうしだれ萩」が、天賞二つと最多得票賞(☆印)を獲得しました。体調不調の中を懸命に俳句に取り組んで居られる空雅さんに拍手です。次にまさあきさんの句「秋も往き友も逝きして時の経る」が、天賞一つを獲得しました。この句は、友の逝去に遭遇し、いっそう侘しい晩秋でありますが、下五を「時の経る」と結ばれたように、その侘しさを耐えておられるのでしょう。選者は「頑張れ」と一票を投じられました。もう一句、一光さんの句「きらきらと湯に映える陽や秋麗」が、最多得票賞(☆印)を獲得しました。この句は「湯に映る陽」を捉えられた景ですが、きらきらと湯に映える陽の豊かさを下五の「秋麗」で結ばれました。余裕の感じられる一句ではないでしょうか。

 選外ですが、投句の栄女さんの句「昭和へと誘う煙若煙草」に、使われた季語「若煙草」についで申し上げます。季語のもとは「懸煙草(かけたばこ)」、「若煙草」は傍題です。旅行されていて見つけられた風景に、シャッターを切られたのだと思います。昭和の出羽では、煙草畑は、随所に見られました。懐かしいですね。

 住田先生は最初の講義時間の中で、「句に表現された詩心」について話されました。句が景色の解説や、単に物ごとの説明に終わるのではなく、「そこに詩はあるか」が、求められていると仰いました。思うに「もの」や「こと」の間に、新しい関係を見つけ、その関係に感動するものが、「詩」なのかと。
 先生が配って下さる毎月の連載資料の中に、小川軽舟さんの「名句水先案内」がありますが、その軽舟さんに「死ぬときは箸置くやうに草の花」という名句があります。小川軽舟さん四十代の頃の作品だそうですが、「死ぬこと」と、御馳走さまと感謝し「箸を置くように」することを関係づけたというか、同じものと考えたとき、そこに感動が生まれたのだと思います。そして下五を「草の花」という表現で「野草の花のようなささやかな人生」を表されました。奥の深い俳句にこれからも嵌りこみます。次回、11月18日(水)も人形町区民館を予約しています。                                                 (白然記)

同好会情報

代表者氏名:芦尾 芳司(東京兵庫県人会顧問)
メールアドレス:ashio.yo@diary.ocn.ne.jp
電話番号:045-892-0438
FAX:045-892-0438
会からのメッセージ:【住田先生のご紹介】
 住田道男さんは「元気に百歳」クラブの俳句サロン「道草」を主宰されていて、初心者に俳句を解りやすく指導され、参加者から喜ばれております。
 また似顔絵を得意とされる人気者の明るい先生です。
 NHK全国俳句大会に二年連続して入選されておられ、今なお俳句の奥の深さを研究されています。
活動状況案内:○スケジュール 毎月第三水曜日 13:30〜16:30

○講   師 住田道男 先生
○場   所 中央区集会場(主として人形町区民館)
○費   用 
(1)入会金  2,000円
(2)月謝   1,000円/月
(3)講師謝礼 1,000円/年2回(7月、12月)

○持 参 品 毎回筆記用具はご持参ください
○募集会員数 20名程度
入会のお誘い(WORD):入会のお誘い(WORD)のダウンロード

執務をされる住田先生(H30.9.19)

作句発表の様子です。

住田先生の講評時間です。

坂上まさあきさんへ皆勤賞を贈呈(H29.3.15)

居酒屋浜町亭での二次会にて。(H30.9.19)

俳句上達と健康を祈願した区民館近くの水天宮様

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