同好会情報:俳句サロン「道草」(俳句)


第八回開催(H24.2.23)の様子
 俳句サロン「道草」も、お蔭様で6年目に入りました。

 俳句サロン「道草」は、住田先生はじめ会員一同が毎月第三水曜日に元気に集い、楽しく俳句を作っています。教室はいつもの人形町区民館です。11名のメンバーで俳句研鑽に努めており、仲間の増えることを全員で期待しています。
 新しい仲間と一緒に、日本の「四季の移ろい」や古来から伝わる日本文化を学びましょう。そして、日々の生活の「新しみ」「面白み」を、17音に表現しましょう。ご一緒に楽しい時間を過ごすことが出来れば嬉しいです。
 入会されて最初に授業に参加して下されば、一気にこの雰囲気が理解されることを確信しております。あと5名ほどの新会員が増えることを期待しております。最下段の「同好会情報」にあります連絡先、もしくは県人会事務局に、お気軽にご連絡下さい。お待ちしています。

同好会からのお知らせ

2017/11/15:第76回 俳句サロン「道草」を開催しました
11月15日(水)、2ヵ月ぶりの人形町での「道草」でした。区民館までの甘酒横丁の雑踏が妙に懐かしく、しばし「吾、ホームグランドに帰りたり」の感に浸っておりました。ただ、頬をかすめる風は冷たさを増し、まだ暑さの残っていた前回の9月からは着実に季は移り、冬の到来を思わせました。本日の句会の部屋は、いつもの人形町区民館4号洋室、お仲間の皆さんが次々に部屋に現れ、丹波吟行にお出かけの方は、ご挨拶の後で間違いなく「丹波吟行」のことを口にされました。まだまだ丹波吟行の思い出の数々が、皆さんの脳細胞を支配しているようでした。

本日の出席は太田一光さん、君塚明峰さん、久保竹里さん、坂上まさあきさん、伊達瀬音さん、本間傘吉さん、白然の7名。お仕事のご都合で、木村栄女さんと原晶如さんはご欠席でした。病気療養中の田中空雅さん、藤原波古さんも欠席されましたが、波古さんは投句で参加して下さいました。波古さん有難うございます。今日も明峰さんは、草月の銘菓「黒松」を沢山買って来て下さって、美味しくいただきました。明峰さん有難うございます。

開講の冒頭では住田先生のお話も、「丹波吟行」のその後のことでした。あの日、急遽句会にご参加された西山酒造場会長の西山裕三(西山居)さんから頂戴したお葉書を、私たちにも見せて下さいました。西山居さんの達筆で書かれていましたのは、お父様(小鼓子さん)の遺された句『外つ国の夜光の杯にひやおろし』という句でした。西山酒造所で醸造された「小鼓」が、夜光の杯(ビードロのグラス)に注がれている美色、美味の姿を詠まれた句です。丹波でも資料の下に拝聴しましたが、俳人であられた西山居さんのお爺様の西山泊雲と、叔父様の野村泊月にまつわる西山家並びに西山酒造場の長い歴史を思い返しました。お父様は「小鼓子」として俳句は遺されましたが、俳人にはなられなかったようです。住田先生は、句会の合間に西山居さんの似顔絵を描かれており、お葉書にはそのお礼の言葉も、勿論のこと認められていました。

もうお一人、丹波吟行にご参加いただき、お世話になったまさあきさんのご友人で、郷友会会長の岸本勲(油勘)さんのお話も、今日も随所で話題になりました。これぞ私たちの丹波への「余情残心」ですね。私たちの脳細胞に刻み込まれた「丹波の秋」は、当分消えそうにもないなと思いました。改めまして、まさあきさん、良い思い出を有難うございました。さてさて、本日の句会に戻りましょう。今月から季語は「初冬」に入ります。住田先生が提示して下さいました席題と皆さんが詠まれ、天賞と最多得票賞(☆印)に選句された句は次の通りです。

席題1.「小春」又は「小六月」
◎『かけがへのなきペン戻る小六月』 白然
◎『昼餉後ごろりと横に小春かな』 一光

席題2.「短日」又は「暮早し」
◎『暮早し影ある間とて垣根結ふ』 まさあき
◎『短日や乗り継ぐ単線一人旅』 明峰
◎『短日や知らず知らずに小走りに』 瀬音

席題3.当季雑詠(初冬)の自由題句
◎『赤き爪隠して通夜へ時雨月』 一光
◎『そこここに書肆店仕舞い文化の日』 明峰
◎『森の彩掠めて過ぐる初時雨』 波古(投句)
◎『鋼鉄の多摩大橋や寒燈下』 白然

(道人の一句)
 暮早し赤提灯の早や点る  住田道人

席題1.では、白然の句「かけがへのなきペン戻る小六月」が、天賞をいただき最多得票賞(☆印)を獲得しました。実は「元気に百歳」クラブのもう一つの俳句サロン「道草」で失くしたボールペンが戻り、今日、傘吉さんが持って来て下さいました。それを句にしたのですが、その嬉しい気持ちを下五で「小六月」と、抑えた表現をしたのですが、それが良かったと住田先生が評価して下さいました。一光さんの句「昼餉後ごろりと横に小春かな」も天賞一つを獲得されました。「小春」を表現されるこの時期、初冬の穏やかな昼餉の後に「ごろりと横になった」心地好さの表現が、選者に評価されました。

席題2.では、まさあきさんの句「暮早し影ある間とて垣根結ふ」が、天賞一つを獲得しました。「まだ日のあるうちに、せっせと垣根の繕いをしておかねば」という暮早いこの時期のせわしなさを見事に句にされました。明峰さんの句「短日や乗り継ぐ単線一人旅」も天賞一つを獲得しました。一人旅というのは、本来のんびり出来る旅と言えるかも知れませんが、中七の「乗り継ぐ単線」というところに、暗に「面倒さ」や「せわしなさ」が表現されており、まさに短日であることを思わせます。レベルの高い句といえるでしょう。
瀬音さんの句「短日や知らず知らずに小走りに」が、席題2.の最多得票賞句(☆印)に輝きました。中七の「知らず知らず」を受けて、下五で「小走りに」とした表現が絶妙であり、選者に評価されたのだと思います。

席題3.では、一光さんの句「赤き爪隠して通夜へ時雨月」天賞一つと、選者全員が選んだ最多得票賞句(☆印)に輝きました。全員が一票を投ずるという最多得票賞はこれまでになく、新記録であると思います。一光さんのこの句は、11月6日に急逝された東京兵庫県人会の故西村副会長さんのお通夜を詠まれた句です。天賞に推した竹里さんから「もっと天賞に推す選者が居ても不思議ではないと思う」と評されました。次に明峰さんの句「そこここに書肆店仕舞い文化の日」も、高得票の天賞一つを獲得しました。この句は「言わずもがな」といいますか、「よくぞ言った」と言いますか、「文化の日」と「本屋の店仕舞い」という皮肉な現象を見事に捉えました。次に投句で参加して下さった波古さんの句「森の彩掠めて過ぐる初時雨」が天賞一つを獲得しました。上五と中七で表現された「森の彩掠めて過ぐる」が、下五の「初時雨」を見事に表現されているとの評者のお言葉がありました。もう一つ、白然の句「鋼鉄の多摩大橋や寒燈下」も天賞一つをいただきましたが、この句も故西村副会長様のお通夜に参列する日、西村副会長様を偲びつつ、見た多摩大橋を詠んだものです。改めまして西村和義様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみを申し上げます。合掌。

二次会は、今日はお忙しいと伺っていた「文福」でお世話になりました。本日は傘吉さんが体調を考えられ、自重されて二次会はご欠席でした。懇親会では、今日は「天賞二つをいただく」という句がなく、分散したことが話題になりました。それだけ句の持つ力が伯仲していたと、手前味噌な解釈をしましたが、如何でしょうか。ここでも丹波吟行のお話、12月20日、次の「道草」開催のこと、和やかに話題は尽きませんでした。来月もまた人形町区民館4号洋室に集まりましょう。来月はここまでお休みの方も登場されることを祈念しています。過日、まさあきさんが今回の二次会のことを句にして下さいましたので、ご披露致します。
『冬ざればぶんぶくおでんに時忘れ』 まさあき

(白然記)

同好会情報

代表者氏名:芦尾 芳司(東京兵庫県人会顧問)
メールアドレス:ashio.yo@diary.ocn.ne.jp
電話番号:045-892-0438
FAX:045-892-0438
会からのメッセージ:【住田先生のご紹介】
 住田道男さんは「元気に百歳」クラブの俳句サロン「道草」を主宰されていて、初心者に俳句を解りやすく指導され、参加者から喜ばれております。
 また似顔絵を得意とされる人気者の明るい先生です。
 NHK全国俳句大会に二年連続して入選されておられ、今なお俳句の奥の深さを研究されています。
活動状況案内:○スケジュール 毎月第三水曜日 13:30〜16:30

○講   師 住田道男 先生
○場   所 中央区集会場(主として人形町区民館)
○費   用 
(1)入会金  2,000円
(2)月謝   1,000円/月
(3)講師謝礼 1,000円/年2回(7月、12月)

○持 参 品 毎回筆記用具はご持参ください
○募集会員数 20名程度
入会のお誘い(WORD):入会のお誘い(WORD)のダウンロード

開講の様子です。皆さん熱心に聴講しています。

作句発表の様子です

住田先生の講評時間です

第一回開催(H23.6.21)の様子

2013年を元気に迎えた俳句サロン「道草」のメンバー

俳句上達と健康を祈願した区民館近くの水天宮様

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